花粉症

花粉症

花粉症
category: 目の病気について|2017.3.28

花粉症を持つ方はこの時期はとてもつらいですね。実はこの花粉症は人間だけのものではなかったのです。人間と同じ哺乳類に属する動物達も人と同じく、外から入ってきた細菌やウイルスから自分の体を守る免疫という仕組みを持っています。人間に近い猿はもちろん、身近な猫や犬も花粉症になるのです。症状としては、くしゃみ鼻水…まさに人間と同じような症状をみせます。
猿や猫は比較的人間に近いくしゃみや鼻水といった症状が見られますが、犬は皮膚炎やアトピー性皮膚炎の症状が強く出るようです。
花粉症は、戦後にスギの木をたくさん植えたことで、おおよそ20年くらいで急に増えたと言われています。花粉症の発症の仕組みは同じことから、動物達の花粉症も、ここ20年くらいで急増していると思われます。人にとってもつらい花粉症は実は身近な動物達もつらい思いをしているのかもしれません。この時期にペットに皮膚炎などの症状が出ていたら、人間と同じように早めにお医者さんに診てもらうといいかもしれません。
花粉飛散期のセルフケアとして
①花粉が多く飛ぶ日の外出を控える。
(晴れの日、湿度が低い日、雨の日の翌日、最高気温が高い日)
②花粉が飛びやすい時間帯の外出を控える。
(昼前後と日没後)
③マスク、眼鏡、帽子を着用する。
④外出後に花粉を持ち込まない。
⑤コンタクトレンズから眼鏡に替えたり、装用時間を短くする。
花粉が飛びはじめる前、もしくは症状が軽いうちに治療を始めることを初期療法 といいます。
初期療法をおこなうと、症状が出るのを遅らせたり、症状を軽くしたりできる可能性がありますので、毎年花粉症に悩まされている人は、ぜひ早めに当院クリニックにご相談下さい。

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