糖尿病性網膜症について
category: 目の病気について|2017.10.8
糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の網膜が障害を受け、視力が低下する疾患です。糖尿病の三大合併症の一つともいわれ、実は国内における中途失明原因の代表的な疾患となっています。
初期段階では自覚症状はほとんどありませんが、目を診察すると血管に出血が見られるなど、少し異常が出ています。中期では血管がつまるなどの障害が起きて、視野がかすむなどの症状が現れ始めます。さらに末期になると、視力の低下や飛蚊症が起こり、失明にまで進行してしまうこともある深刻な疾患です。
緑内障や網膜剥離などの疾患を併発している場合もあります。糖尿病をお持ちの患者さまは定期的な検診と早期治療がなにより重要です。