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梅雨時の目の疲れ
2024.5.31|ブログ

皆様、こんにちは。
寒暖差が激しく、体調管理が難しい日が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。

梅雨は体の不調を訴える方も多く、近年、テレワークなどパソコン作業の機会が増えたこともあって、疲れ目、かすみ目の症状を訴える方が増えています。

この時季の疲れ目やかすみ目といった目の不調は、気象病の一症状としてあらわれることもあります。気象病とは、気圧や温度、湿度の変化の影響をうけることによって生じる体調不良や病気のことです。気圧が低下して湿度が高くなり、梅雨冷えと蒸し暑さによる気温変化が大きい梅雨時に起きるだるさなどの体調不良は典型的な気象病かもしれません。

目を含めたさまざまな器官の働きは、自律神経によってバランスがとられています。自律神経には、身体を活発化させる交感神経と休息状態を保たせる副交感神経があり、一方が優位になるともう一方の働きは弱まります。梅雨前線の近くに発生しやすい低気圧のもとでは、自律神経のバランスが崩れて目の不調を含む気象病が起きやすくなるのです。

脳の情報の80%以上は視覚を通して集められるといわれてます。
長時間にわたるパソコン作業や細かい作業、さらにマイカー通勤などにより、目が過酷な環境にさらされると、脳も疲弊します。
パソコンやスマホ操作のし過ぎによる目の疲れは眼精疲労と呼ばれ、交換神経のスイッチが入ったままの状態を招きます。自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位の状態が続くと、頭痛や肩こり、胃痛、イライラや集中力の低下などにもつながるのです。
自律神経のバランスをとるには、交感神経と副交感神経のスイッチを切り替えることが重要とのことです。

眠る前に暗い場所で、パソコンやスマホを見続けると交感神経が優位になって眠りが浅くなり、身体を休めることができません。目を温めたりアイマスクをしたりして目の疲れをとることは、交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にします。

睡眠時は副交感神経を優位にしてきちんと休息する。就寝時間や起床時間を一定にすることで体内時計のリズムを整え、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる、といった日常行動を保つように、予防の基本は、まずは、生活習慣改善からといわれてます。

パソコン作業は目にとって大きな負担がかかります。目に優しい環境を整えたうえで、目をつかう作業を1時間続けたら10分間休憩をとるなど、目の疲労を軽減させることが大切です。

パソコン作業環境を整える
○部屋の照明が薄暗く感じる場合はデスクライトを使う
○光源のちらつきを改善する
○目薬をさして潤いを保つ
○部屋の湿度を50~60%に保つ

入浴や睡眠、食事といった日々の生活習慣も重要です。

○睡眠前に副交感神経を優位にするために、入浴は遅くとも就寝時間の30分前に済ませる、38~40℃くらいのぬるま湯に浸かる、1日6~8時間程度の睡眠時間を確保する

○目の健康を整えるビタミンA・B1・B12やβ-カロテン、タウリンなど、栄養バランスの取れた食事をとりいれる

パソコンを多用するなどの仕事環境は、目に大きな負担を与え、さらに、この時季特有の気象病からの目の不調を招く可能性も高まります。

皆様もお忙しい日々をお過ごしかと思いますが、健康第一に梅雨時を乗り越えていきましょう!!

目に不調を感じた時は、自己判断せずに、お気軽に相談にいらしてくださいね。

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