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「目のアレルギー」(1)
2025.3.8|ブログ

 みなさま、こんにちは。院長の杉山です。ようやく春らしい陽気になりつつありますが、それとともに花粉症の季節がやってきました。今年は特にスギ花粉の飛散量が多いようで、花粉症の方にはつらい時期になるかもしれません。

そこで今回は前回の続きをさておいて、アレルギーによる目の病気について解説したいと思います。

季節性アレルギー性結膜炎

 花粉が目の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れ、毎年、樹木や草花の花粉が舞う季節に繰り返して発症します。花粉以外に黄砂やPM2.5などが原因の場合もあります。アレルギーの原因(アレルゲン)となる花粉などの種類によって発症する季節が決まっているので、季節性アレルギー性結膜炎といわれ、花粉症の症状にも含まれます。アレルゲンとなる花粉にはさまざまなものがあり、約60種類ともいわれていますが、代表的なものがスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどがあります。シラカンバ、ハンノキなどブナ目の花粉は東北や北海道では3~6月に多く飛び、スギやヒノキと時期が重なるため、「スギに隠れた春の花粉症の原因」と呼ばれることもあります。またカモガヤは58月に、ブタクサ・ヨモギは910月に多く飛散します。

 症状としては、かゆみ、充血、なみだ目が主ですが、ひどくなると、目の周りの腫れ、異物感、かすみ、痛み、めやになどの症状を伴うことがあります。

 アレルゲンを調べる検査には血液検査(少量の採血)、皮内テスト、スクラッチテストなどがあります。

 対処法としては、なるべく花粉などのアレルゲンに接しないようにすることが第一で、具体的には花粉などの飛散が多い日にはできるだけ外出を控えること、外出時にはマスクや眼鏡を着用すること、外出から戻ったらコートなど衣服をはたき、花粉などを家の中に持ち込まないようにすることなどです。治療薬としては、抗アレルギー点眼薬、ステロイド点眼薬が主となります。初期療法といって、花粉が飛散する2週間ほど前から抗アレルギー薬を点眼しはじめることによって、症状の出る期間を短くし、症状を軽くすることができるといわれています。

通年性アレルギー性結膜炎

 季節性のように特定の季節ではなく、1年を通して症状のあるアレルギー性結膜炎で、原因となるアレルゲンにはダニ、ハウスダスト、カビ、動物の毛やふけなどがあります。

 対処法としては基本的には季節性と同様で、アレルゲンとの接触を減らすことが第一で、こまめに掃除、換気、洗濯などを行うことです。治療薬も季節性と同様ですが、継続的に抗アレルギー薬の使用が必要な場合もあります。

以上、アレルギーによる目の病気について、主な原因と対処法を解説しました。今回述べた以外にも原因がありますので、この話は後に続きます。ほかのことでも目について気になる症状がある場合は遠慮なくご相談ください。コンタクトレンズの処方希望やトラブルの方もお気軽にお越しください。

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