学校検診について
2023.5.30|ブログ
皆様こんにちは。季節の変わり目で体調崩しやすいこの頃ですが、お元気にお過ごしでしょうか。
新学期になると学校の眼科健診で視力の低下を指摘され、来院されるお子様が多くなります。ご自身ではあまり見えにくさを感じておられなくても、実際に検査してみると今ご使用の眼鏡やコンタクトの度数が大幅に合っていない場合もありますので、眼科の受診をおすすめいたします。
眼鏡やコンタクトの度数を上げると、どんどん視力が下がってしまうのではとご心配される方もいらっしゃいますが、現時点では、低矯正でも完全矯正でも近視の進行に臨床的な有意差はないといわれており、かえって極端な低矯正には注意する必要があるといわれています。しっかりと見える眼鏡やコンタクトのご使用をお勧めいたします。
また、小学校低学年のお子様でメガネをかけると近視が進行するのでメガネを使いたくないといわれる事もよくあります。近視は体の成長に伴って進行します。つまりメガネを使わなくても小学生の間は特に近視は進行しやすいのです。ですが、小学校低学年では本来は近視がない眼なのに、一時的に眼に力が入り(調節が入り)近視のような状態になっているという場合(仮性近視が疑われる場合)があります。この場合は裸眼で過ごして問題がない眼なので、近視用の眼鏡は使用せずに、眼の力を抜いてあげることが大切になります。この仮性近視の治療や、斜位・斜視、視力の詳しい検査は視能訓練士のいる眼科で受けられます。
残念ながら当院には視能訓練士が常時はおりませんので、小学校低学年で初めての眼鏡を検討されている方、斜位・斜視疑いの方はベルテラスにある本院をご案内させていただいております。
それ以外の患者様においては当院で丁寧に眼鏡、中学生以上の方にはコンタクトもご案内させていただいております。見え方や眼のことで気になることがある時はご来院お待ちしております。
スタッフ800