乱視について
2023.9.29|ブログ
暑い夏が終わり、朝晩はだいぶ涼しくなり虫の声も聞こえてきましたね。
本日は視力検査で「乱視が少しありますね」と言われたことがある方も多いかと思いますが、乱視とはどんなものなのかお話ししたいと思います。
乱視とは、ものを見るときに焦点が1ヶ所に集まらない状態のことです。
文字やものが二重に見えたり、ぼけて見えるなどの症状が現れる原因となります。
乱視には、「正乱視」と「不正乱視」があります。
●「正乱視」・・・角膜や水晶体が、上下、左右、斜めの、いずれかの方向に傾いたラグビーボールのような形になっているために1点で焦点が合わない。
一般的に言われる乱視はこの「正乱視」がほとんど。
●「不正乱視」・・・角膜の表面がデコボコで不規則にゆがんでいる状態。目のケガや病気が主な原因となって起こる。
乱視というのはほとんどの人にあるもので、乱視があるかどうかではなく、どの程度あるのかが問題となってきます。
軽い乱視の場合は、症状はほとんどありませんが、強い乱視があると、ものが歪んだりにじんで見えたり、
まぶしく感じたりライトが見にくいなど見え方に変化が出てきたり、肩こりや頭痛が生じることもあります。
特に見え方に影響がない程度であれば、特別なことをする必要はありませんが、乱視によって見えづらくて困る場合は乱視用の眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。
不正乱視はハードコンタクトでの矯正になります。
眼鏡やコンタクトで矯正せずに見えにくいまま放置してしまうと、乱視がすすみひどくなる可能性もあります。
角膜は眼球の形の影響を受けますから、若い時に乱視がなくても、長年のまぶたからの圧迫や、眼球をキョロキョロ動かす筋肉の張力によって眼球の形がわずかに変化して、
乱視の程度が変わることもあるようです。
乱視が軽く、ノーマルのコンタクトレンズでも問題はない方もおられると思いますが、スッキリと見たい、
見にくいために眼精疲労が出ている方などは乱視のコンタクトレンズをお試しされてみてもよいかもしれません。
乱視用のソフトコンタクトレンズは1day、2weekのものと多くの種類があります。ご希望がありましたら、お気軽にご相談ください。
日中はまだ暑さが残ってる日もありますが、過ごしやすい秋を体調にはお気をつけて楽しくお過ごしください!
スタッフ712